2021.02.09|お灸のお話日記
関節リウマチのお灸
一昔前は、リウマチといえばお灸といわれるくらい関節炎にお灸が据えられてきました。
最近では、関節リウマチのお薬がとても進歩し、『疾患修復性抗リウマチ薬』である『免疫抑制剤』『生物学的製剤』が積極的に使用され、痛い関節炎の症状を抑えられ、さらに関節の破壊を予防してくれています。
私たち灸師は、お灸で抗リウマチ薬以上に関節炎を抑え関節破壊を予防することはできませんが、抗リウマチ薬と痛み止めでは取り切れない痛みを和らげ、指の動きを軽くし、肩こりや全身の疲労を取り除き、不安な心のケアをさせていただきます。
『灸は身を焼くものにあらず、心に灯りをともすものなり』
弘法大師の言葉がありますが、「痛みを取るだけのお灸ではない」ことを、灸術を学ばれに来られた鍼灸師にお伝えしています。
免疫抑制剤を服用されている中、新型コロナはとても心配な事と思います。
お灸は免疫を高めることができ、局所の炎症を抑えて痛みを和らげることができる実績のある医術です。
安心して、お灸を受けて頂きたいと思います。