2023.11.09|お灸のお話
【炎症のお灸】
学校教育では、急性炎症のお灸はだめと教えられ、熱のある部位の灸施術は国家試験でも不正解となります。
では、実際に急性炎症にお灸は使われないかというとそうではなく、寝違いやぎっくり腰、打撲、手術後に痛みの緩和や損傷組織の回復促進、また、炎症による充血や浮腫、発赤の緩和の効果が得られます。
患部および炎症の状態や患者さんの体質などにより使うお灸などを変えますが、単純に炎症を抑えるものではなく治癒を早める効果があることが薬で炎症を抑えるのと違うところです。
打撲直後の台座灸の写真ですが、すべての台座灸で同じ効果が得られるわけではなく状態に合わせて必要な温度となる台座灸を選んでいます。