2022.01.24|お灸のお話
サザエさんでお灸が紹介される!?
本日、温灸マイスターの先生からサザエさんのタイトルに「カツオお灸に挑戦」とあることを教えてもらいました。
イタズラのお仕置としてお灸が使われるなら怖いイメージを広めてしまうことになり、私たちが行うお灸の普及活動に支障をきたしてしまいます。そうならないようにと願っていましたが、やはりお仕置きとしてのお灸が根本にあり、子供にお灸はしないということでした。それは違うのです。子供のお灸は体罰ではなく、かわいい子だからこそ据えられたのです。
小児期に心身が成長する過程で、元々の虚弱な体質や家庭環境の変化、社会との関わりにより、神経が異常に興奮しやすい状態となり、ヒステリーや夜驚、消化不良、お腹の張り、おねしょなどを起こしてしまうことがあります。昔はこのような症状を『疳虫』といって、虫下しの漢方と共に『チリケの灸』や『小児すじかい灸』などを施してきました。
落ち着かない時や夜に騒ぐ時にお灸をすることが体罰として見えて、子供を脅かすのに都合が良いため悪役として使われてきました。
『ヒールじゃない、ヒーローだ』
ちなみにですが、カツオがお灸をされていたら『ヤイトカツオ』になっていたので、最初にタイトルを見たときは洒落だと思いました。