2025.03.11|日記

【頸肩腕症候群のお灸教室】

3月のお灸教室は『頸肩腕症候群のお灸』としまして、正しく覚える頸肩腕症候群とその症状、頸神経根やTOS、肩甲帯の間隙部位の確認や徒手テスト、打腱器の使い方、筋硬結圧痛のお灸と神経走行上のお灸を覚えて頂きました。

鍼よりお灸の方が優れている部位や病態などがあり、太い血管や神経走行上間隙、鎖骨上窩などは鍼よりお灸の方が安全に行える部位になります。
また、ただ据えれば良いわけではなく、反応に合わせてお灸を据えれば必ず効果があります。

頸肩腕症候群は器質的な原因が見つからない場合に診断されますが、様々な症状には原因が必ずあります。
その原因を探す為の引き出しを、今回増やして頂けたら良かったです。

当院はお灸専門のせいか、鍼施術による後遺症や副反応で来院される方もおられます。上肢の雑な鍼による痛みや強い響きで一時的に手や指の血流が悪くなったり、力が入らなくなってしまった方もおられます。
Instagramでも雑な鍼や危険部位の深刺し、不衛生な技術が見受けられますので、深さや技術、衛生を確認して頂ければ幸いです。

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