2019.12.24|日記
鍼灸学生さんへの想い。
22日は午後のプロ向けのお灸教室の前に、学生さん向けにお灸の基本をご説明しました。
学校の中ではその学校の先生が教える手順や技術が正しいので、否定することはありません。
教員だった私は受けに来た学生さんにはちゃんとお伝えします。
そして今回、お灸の苦手な学生さんがお灸を好きになりたいと来られましたので、どうして苦手なのかとお聞きしました。
『お灸の授業で、いつも熱いお灸になってしまって同級生に迷惑をかけてしまう。。。。』
そのお灸を見ると苦手意識を埋め込まれた恐る恐るのお灸で、自信のなさが伝わってきました。
なんで楽しいお灸をこんなつらい顔で据えているのか、涙まで流されるのか・・・。
しかも良いお灸を据えているのに。
最近の学校教育では、温かくて気持ちいいお灸が良いと勘違いされていて、多くの鍼灸師は効かせるお灸を知らずに終わります。それは鍼の補助に使われるお灸で、お灸のプロはそう考えていません。
本当は、
気持ちいいお灸と熱いお灸は、患者さんの体質や病状によって使い分けるもので、熱いお灸の方が難しいのです!
ですからその学生さんより私のお灸の方が当然熱いお灸ができますし、効かせられるお灸です。
つらい顔でお灸を据えている学生さんは、一度お灸教室にきてもらいたいです。
お灸の概念を変えて、好きになってもらえます!
腰のお灸、熱いけど大分楽になったでしょ。