2024.05.22|日記
セルフケアお灸のススメ
先日、NHKで『あしたがかわるトリセツショー』と『NHKスペシャル~東洋医学を科学する~』でお灸が紹介されました。
今でこそ、セルフケアお灸をする方が減りましたが、江戸時代では『慶安の御触書』に一年中お灸を据えなさいということが記載されており、良く効くという伊吹もぐさを求め足三里を中心にお灸を据えていました。
そして現在、医療や新薬、ワクチンなど医学は進歩しましたが、今の医療と医療制度では救えない状態も多いように感じます。
医療と新薬などの足りないところの補完として、東洋医学が見直せれる時代に入り、古き良きお灸をもう一度見直しえてもらえればと患者さんをケアする立場として切に願います。
日蓮上人の富木尼御前御書に『なによりもをぼつかなき事は御所労なり。かまへてさもと三年、はじめのごとくに、きうじさせ給へ』と、重い病の妙常尼に先ずは三年治療を続けると決めて灸をするようにと伝えられています。
病を患ってしまったら薬も必要なことはありますが、先ずは自分の元々の弱い部分を知り、身にお灸を据え、養生をすることをご縁のある患者さんや鍼灸師・鍼灸学生に伝えていくことが私の使命と思っています。
5月に入り胸がモヤモヤする方が増えましたが、『内関穴』をモヤモヤしたときや仕事があるときは朝に据えてみてください。セルフケアお灸は継続こそ大切なことです。