2024.12.22|お灸のお話

【無量寺灸と無量寿灸】

日本では絶滅が危惧される打膿灸。
かつては日本の健康を支え、一日数百人と門前市をなした有名な無量寺灸と無量寿灸を据えてもらいに行きました。

熱く無いと言えば嘘になりますが、思った程ではなく、お寺の雰囲気やお灸の熱感、沁みる感じをしっかり味わいながら、また、どちらのお灸の先生(どちらも灸師免許所持)とお話も聞かせて頂きました。

写真や人伝いからはどうしても熱さや火傷(水ぶくれ)、お灸の痕など、不安になってしまうこともあるかも知れません。でも、それは受けて無い人が言うことの方が多いです。受けた・受けている人しか分からないものがあります。
また、施灸後怠くなることはありますが、それは自律神経や血液循環、血液性状等に大きく影響するものなので、効いている証拠(好転反応)です。
お灸の熱さと後のふわっとするまったり感は、それはお灸の醍醐味でもあります。
受けた方はまた受けたくなる気持ちが分かります😌

無量寿灸の先生は、前にお灸の勉強会で会ったことがあり、また、資料などたくさん見せて頂きました。
無量寺灸は治療がメインで鍼灸師や鍼灸学生の見学や興味本位での来院は受け入れられていません。
その考えも、お話の中で伝わるものがあり共感致しました。

私はお灸の不及が仕事であり使命であり、今回は深くお灸を感じ学ぶ事が出来ました。

当院は大きなお灸である打膿灸は行ないませんが、小さなお灸の透熱灸を得意にしています。
また、自信をもって据える機会となりました。

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