2019.09.08|季節のお灸

夏バテが秋の季語ってご存知ですか?

子供の夏休みが終わると、夏の終わりを感じます・・・。

本日は、『夏バテ』と『夏バテのセルフケアお灸に使うツボ』をご説明いたします。せんねん灸でできますよ♪

先ず、夏バテは『夏』に『疲れ果てた』という意味で使う方が多いのですが、夏の時期の体調不良に使うのは誤用なのです。実は、夏の暑さによって体力が弱り、秋口の気温差についていけず体調を崩してしまうものが本来の『夏バテ』なのです。
→テレビやパソコン、エアコン、冷蔵庫が無かった時代は、夏より秋口に体調を崩す人が多かったからだと考えられます。

『夏バテ』の症状は、「身体がだるい」、「集中できない」、「食欲がない」、「下痢が続く」などが代表ですが、最近は冷房による影響で「足が冷える」、「室内から外に出るとめまいがする」などの『冷房病』や『夏風邪』の病気の症状まで含まれることもあります。

『夏バテ』の原因は、冷たい飲みものによる胃腸の機能低下と冷房による自律神経の機能の低下が考えられています。また、就寝前のスマホやパソコンなどで睡眠不足などが続くと、疲労が蓄積されと自律神経はより乱れやすくなり夏バテになりやすくなります。また、疲労が蓄積されると免疫力が低下し『風邪』もひきやすくなります。

そして、残暑に熱いお灸??と思われがちですが、お灸は①血流を良くして疲労の回復をさせ、②自律神経を調整し、③胃腸の機能を高め、④免疫力を高めることができるお灸は昔から夏バテによく用いられてきました

本日は、『夏バテのセルフケアお灸に使うツボ』を2つご紹介いたします。

①手三里・・・肘の下、指3本で、押さえて気持ちいい所。

②足三里・・・膝のお皿の下、指4本ですねの骨の外側、押さえて気持ちいい所。

この2つのツボにできれば朝にお灸をすえて頂くと、夏バテの予防と共に、素敵な一日が送れると思います!

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