2020.01.17|日記
13日のお灸教室と考え事。
13日は学生さん向けのお灸教室を行いましたが、忙しくてなかなか投稿できずモヤモヤしていました・・・。
本日は学生向けのお灸教室を終えた後、思ったことを含め書き留めておきます。
お灸教室当日は3連休の最終日にも関わらず、多くの鍼灸学生さんが参加してくれたことに、とても感心しました。
こういう意識の人たちが、次の鍼灸業界を担ってくれると思うと心強くもあり、熱意がお灸にも伝わっていきます。
そして最近、お灸が苦手で『お灸が好きになりたい』『上手くなりたい』と来られる方が増えてとても嬉しく思います。
でも、どうしてお灸が苦手や嫌いになることがおこるのでしょうか?
聞いてみると、お灸の良さや本当に大切なことが抜けていることに気づきました。
お灸は細々した艾を捻って、お米くらいの大きさに捻って、患者さんの身体の悪いところに据えて、病の根っこを焼いていきます。
深く、固まったものは時間をかけ、浅く新しいものであれば病の塊も早めに溶けていきます。
ですので、お灸は患者さんの体質や悩める症状に合わせてオーダーメイドで作って据えることが必要で、その練習として紙や板に据える練習をします。
それが、大きく捻る目的や硬くする目的などを理解せず、また、ティッシュや紙を焦がさないようにお灸を据えることのみを目的にすると、意味が変わってしまいます。目的がどこかを理解せずに練習をすることで、迷子になってしまいます。
私は、お灸ので治療でもお灸教室でも、目的を最初に説明することを大切にしています。
大きな目的もあれば、一回一回確認する目的などもあり困っていることを聞くことが大切なことだと、学生さんと接して再確認できました。